感染対策における個人防護具の役割
医療現場において、血液や体液などの湿性生体物質を介した感染から患者と医療従事者を守るために、個人用防護具(PPE:personal protective equipment)の使用は非常に有効です。 PPEの役割を十分に発揮するため、作業内容に応じ、適切な使い分けを実践してください。
目次
作業内容別の推奨個人用防護具
作業内容に応じた、個人用防護具を紹介します。
感染症患者への外来診察時など
口腔ケア、採血、創処理、末梢静脈カテーテル留置など
薬液準備、中心静脈カテーテル留置の介助など
気管内吸引、ろう孔・ドレーンのケア、創洗浄、リネン・オムツ交換、環境整備など
化学療法剤の準備など
汚染器具の洗浄・滅菌処理など
個人用防護具の着脱順
着るときと脱ぐときの順序は異なります。ご留意ください。
個人防護具を着る順番
- シューズカバー
- エプロン・ガウン
- マスク
- キャップ
- 顔面防護具
- グローブ
個人防護具を脱ぐ順番
- グローブ
- 顔面防護具
- エプロン・ガウン
- シューズカバー
- キャップ
- マスク